皆さんこんにちは、学生投資家のR(@R_asset20)です。
先月の高パフォーマンス報告に続き、今月も振り返りを行っていきます。
先月までの投稿はこちらから↓
10月は銘柄選定も光り、(6562)ジーニーでかなり資産が増加しました。1点集中投資の旨味を味わったところで先月はその位置に留まることができず、決算跨ぎによる急落を食らうような形で資産が急落しました。その後戻しているのですが、本記事でもう少し流れを追って詳しく振り返ろうと思います。また、現在の保有銘柄も公開しておこうと思います(後述)。指数の雰囲気も難しく、あまり意識せず個別銘柄の動向を中心に取引を行いました。
大統領選について
そういえば11月は米大統領選がありましたね!(すっかり忘れてましたw)正直自分は「隠れトランプ支持者」によるトランプの逆転勝ちを予想していたので、選挙の結果でバイデンが接戦で勝利したのは驚きました。まぁ、バイデンが当選する方が、メディアが報じる上での可能性としては高かったわけですが。
トランプが勝つだろうということを見越して買いポジ一本で攻めましたが、結局バイデンが買っても相場は特に混乱せず上昇しましたね。いち投資家としては荒れなければ無問題なのでホッとした記憶があります笑。
皆さんも大統領選相場お疲れ様でした。
(6562)ジーニーの決算跨ぎでドローダウン
11月の大きなイベントとしては保有銘柄であった(6562)ジーニーの決算跨ぎを行いました。

この企業で気になっていたのは「新規事業」です。ここがかなり有望なセグメントで、急激に成長しており、DOOH, SaaSマーケティングツール等で事業PFが多角化していく過渡期にあると感じました。アドテク主力からテクノロジーマーケティングの企業へ。事業の収益構造が変わっていく会社は非常に注目が集まり面白いです。また、赤字から黒字転換の予想についても堅実な印象、決算説明もロジカルにされていたので、この銘柄は成長が加速する時期には必ず持っておきたい思っていました。それが9月の末です。
IRを強化し、株価についても役員が意識してきたところで本気具合を感じ、資金を一点集中させています。現在半益しましたが、未だ主力なのに変わりありません。2Qの決算が本日(11/12)あります(笑)持ち越す予定です!
https://asset-management20.com/2020-08-to-10/
進捗は間違いなく良いと思っていたのですが、意外にも上振れは無く、若干の不安を残すようなサプライズ無しの決算でした。。。良くも悪くもない、そんな感じでしたが前向きに捉える事に。
しかしながら決算後は株価が急落し、半益は上の方でしていたので下がるにつれて予定通り、量を減らしていきました。資金を集中させていたこともあり、かなりのドローダウンを生み出す原因となりました。。。相場自体がちょっと厳しかった印象もあります
悲しいのは売った後に謎の急騰で現時点で高値を更新していることです…見直しが入ったのか、誰かが買い占めているのかわかりませんが、今回の決算見る感じでは自信を持って次の決算まで持てる感じがしなかったので、手放した理由をしっかりさせて自分を納得させる事にしていますw
新規銘柄の下落による被弾
また、ジーニー意外にも決算通過銘柄に新規INしており、こちらの急落を食らって資産のドローダウンが加速する形となりました。不動産テック企業のひとつである(3300)AMBITIONになります。

決算と新しい開示をみた時に「これは来る!」と感じ資金の大半をアンビションにシフトさせました。ストップ高にタッチし、これはとれた!と思った束の間…
わずか数日で大きく下落を食らう形となりました。なんで下がる…。同時にジーニーの下げも食らっているので2倍パンチです。しかしながら自分のシナリオではAMBITIONはまだまだ割安な水準であると考えていますので、買い下がる形で現在主力銘柄として置いています。
材料的な側面のお話をしておきます。決算日にAMBITIONはこういった開示を出しました。
「電子契約システム『クラウドサイン』を提供する弁護士ドットコムとの不動産DXプロダクト連携における業務提携のお知らせ」

実はクラウドサインとの提携IRがどこかの不動産テックと出るだろうと言う予想を少し前に立てており、その有力候補としてAMBITIONに目をつけていました。これがドンピシャで当たったんですよね笑
なぜこの流れを予想できたか、簡単に説明しておくと、数年前から推進されている「IT重説」の流れが、リモートワークの流れに乗り加速して、一気に現実味を帯びて来ているという現状があったからです。
IT重説とは、テレビ会議などのITを活用して行う、賃貸借契約における重要事項説明。従来は宅地建物取引士自らが対面で説明を行わなければならないことになっていたが、2017年10月1日から運用を開始。パソコンやテレビなどの端末を利用して、対面と同様に説明や質疑応答が行える双方向性のある環境であれば、自宅などにいながら、重要事項説明を受けられるようになった。IT重説を行えるのは、賃貸借契約に関する取引に限定されており、対面の場合と同様に、宅地建物取引士が賃借人に対し、重要事項説明書を事前に交付することが必要となる。
IT重説 とは | SUUMO住宅用語大辞典
これまで規則によって必ず対面で行う必要があった重説の手続きを全てリモートで解決できる、そんな世界があってもいいと思います。既にIT重説を実現できるサービスはいくつか出ていますが、「弁護士ドットコムとの協業」これに大きな意味があると考えています。
重説という段階は契約前に契約者がしっかりと希望の内容に沿っているか、不利益がないよう宅建士が確実に情報を伝え、共有する場になります。リモートでは回線の途切れやビデオ解像度の荒さによって不便な部分も多く、これをサービスで補助する形で便利なものが出れば確実に普及すると思います。また、賃貸契約は長期に渡る大事な契約になるので、クラウドサインのような実績のあるツールとの連携は不可欠になります。

それを今回AMBITIONが利用できる権利を得られているわけです。かなりの先行者利益があると考えています。サイバーセキュリティクラウドとのアライアンスもあるので、実はAMBITIONは素晴らしい開発環境に恵まれているんですね笑
現在は規則上賃貸系の契約にしかIT重説は使えませんが、不動産業界のスタンダードになるようなサービスが出てくると予想しています。そうなると全国の賃貸仲介会社等に拡販できるので、業績確変の一歩につながると考えています。
また、不動産銘柄の平均PERは一桁〜15あたりと思いますが、AMBITONはただの不動産銘柄ではなく、DX銘柄として機能する側面もあると思っていて、事業セグメントがだんだん変化してくると考えています(テック事業の売上高/営利の割合が増加)。そうなるとPERの見直しも入り、株価水準が訂正されてもいいのではないかという「期待」も含めてまだまだ上を目指せる銘柄だと個人的には思っています。
サービスリリースがじきにくると思いますので、その材料待ちでホールドしています。おそらく今月も保有し続けるでしょう。結果はお楽しみです。
ティーライフの恩恵
10月末付近から少しずつ、様子見して集めていた銘柄が(3172)ティーライフであり、ジーニーとAMBITIONによる資産ドローダウンから回復に持っていってくれた銘柄になります。なかなか動きがなかったのですが、最近になって結構盛り上がってくれています。元々前回の決算時に発表した業績予想が成長しないということでかなり下まで売り込まれ、個人的に「売り込まれすぎでは…」と感じたのでINしました。もちろん他にも保有する理由があります。
それは「予想外の卸売り事業の好調」と「物流」に関連している銘柄だからです。IR担当の方に聞いてみたところ、今期の予想もかなり控えめに予想しているなという印象を受けました。また、好調な物流セクターにおいて物流の拠点となる倉庫の貸し出し/運営を行っている部分に目を付けて、事業的にも悪くないと感じています。1Qから好調な決算を出してくれることを祈り、決算跨ぎをするため保有を継続しています。お願いします。
まとめ
【 11月運用成績 】
- 最終資産額:1,832,998円(前月比-2.24%)
- 年初来成績:+65.5%→61.8%(微損にて終了)
今月もお疲れ様でした。結果を見るとそんな変わってませんが道中はかなり激しい動きをしていますwただ取引的な内容を見ると、無駄な取引も限りなく少なく、ルール通りにできた月ではありました。マイナスなのは非常に悔しいですが。
シナリオを見て銘柄をホールドしているので、一応他の銘柄も見てはいますが自分の銘柄中心に材料や状況を鑑みて保有を継続する方針で、12月も闘っていきます。吉と出るよう、祈っていただけますと幸いです!笑
2020年、最高の締めくくりにするべくしっかり考えて、資金管理していきたいです。