株式投資の基礎

株式投資初心者は必ず余裕資金でやるべき3つの理由

初心者は余裕資金で株式投資すべき理由

株式投資を始めたいけど、どのくらいの金額入れたらいいのだろうか…。何に投資すべきなのだろうか…。

株式投資を初めて行う人の心境はこんな感じで、筆者も通ってきた道です。

「株式投資は余裕資金で行った方が良い」という事は様々な書籍や記事で書かれていますが、これについて今回は解説していこうと思います。

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投資は余裕資金でやるのが第一!勿論状況にもよるけど、常に最悪の状況を考える事も投資家の仕事の1つだと思う。

余裕資金とは何か?

何故、株式投資は余裕資金で行った方が良いのでしょうか?まず「余裕資金」についての認識を再確認しておきましょう。

余裕資金とは、生活資金以外の自分の手元に残っている資金の事で「無くなっても問題にならない資金/リスクを負える資金」であると定義できます。

そもそも投資は余剰資金で行う行為であり、 「このお金がなくなったら生活に困ってしまう」という資金を株に投資する行為はここではオススメしません。

では、「無くなっても生活には困らないが、将来の事故や病気、老後に向けての資金(貯蓄)」は余裕資金にあたるのでしょうか。これに関しては人それぞれで意見が異なるので何とも言えませんが、株式投資へのリスクを許容した上での投資であれば、余裕資金として捉えてもよいでしょう。

近年、株式や債券を購入することで私設年金を作る人も増加しているので、貯蓄するなら投資するという人が増えていますが、とにかく「資産の一部は、余裕を持った現金として残しておく」という状態を作っておくことが非常に重要な事であるのは間違いないです。

かぶ子

どんな時でも、貯蓄があるというのは一種の安心材料になるもんね!投資も大事だけど貯金も同じくらい大事!

株式投資をなめていると痛い目に合う

特に、株式投資初心者は「必ず」余裕資金で株式取引を行うことを推奨します。理由はいくつかあるので参考にしてみて下さい。

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フリじゃないからな!!

資金を過剰投入すると感情に流されやすくなる

余裕資金に加えて生活費も株に投入してしまうと、トレード自体に影響が出るのは避けられないでしょう。株価の値動きを100%予想する事は不可能なため、自身の予想と逆方向に株価が動いたときには生活費を失ってしまうという恐怖から冷静な判断がしにくくなります。

利益を出せば自分の実力だと勘違いし、より多くの金額を投入する事になり、将来的な取引で大きく火傷する事になります。

損失を出せばその損失を取り戻そうとムキになってしまい、余計な損失を増やすことになってしまいます。

また、生活資金が掛かっている事から株価の値動きに敏感になり、気になって他の事に集中できなくなる等の私生活への影響も考えられるでしょう。

特に初心者はこの傾向がより一層強いので、自分がいくら自信があっても過信しない方が良いと思います。

世界三大投資家の一人のジム・ロジャーズでさえも、このように言っています。

ウォール街でビジネスを始めてすぐ、私は大成功を収めた。周りの人がすべてを失っている時に、私は五カ月で資産を三倍にしたのだ。自分は頭がいいと思い込んでしまった。でも、それがいけなかったのだ。その五カ月後、私は全財産をすっかり失ってしまった。

経験がない時に短期間で大金を手にすると、そういう失敗を犯してしまう。自分がやっていることが正しいと錯覚してしまうのだ。

大失敗することで、自分は何もわかっちゃいないという現実を知ることができた。市場の方が私よりも賢かったことを学んだのだ。いい教訓になった。

世界3大投資家ジム・ロジャーズが全財産を失って知った「失敗の教訓」-PHP Onlineより引用

株式市場にはプロがひしめいている

株式市場には専業トレーダーや大口投資家、機関投資家等値動きをリードするマーケットメーカーが存在します。

いわゆる株式取引のプロがひしめいているので、利益を出すには彼らに付いていくか、もしくは彼らに対抗する必要があります。

マーケットメーカーは株価を動かすことで弱小投資家の心理をうまく操り、自分が利益を得る一方でその他の弱小投資家に損失を出させる動きも少なからず行います。

そんな中、何の知識も経験もない投資初心者が余裕資金以外で株取引をするとどうなるか、その結果は知るまでもありません。

そもそも、知識量や経験量で太刀打ちできない彼らに投資初心者が対抗するのは得策ではないでしょう。

株取引は依存症になりやすい!?

株式投資は堅調なイメージが強い人が多いと思われますが、実は一方で大きなボラティリティ(値動き)を持つ銘柄も存在し、ギャンブルに近い部分も少なからず存在します。

こういった銘柄で利益を得るようになると、ボラティリティの高い銘柄を触るようになり、よほどうまい人でない限り多額の損失を出してしまいます。

人間は「損失を出すと取り戻したい」という心理が働く生物であり、それこそギャンブルの入り口となります。本来であれば資産を増やすという目的が、「取り返す」という思考に変わっていき、普段なら持たないポジションを持ったり、取引を過剰にしたりして冷静な判断をすることが困難になります。

余裕資金でやっていた株取引も、いつしか追加入金によって生活を圧迫してしまうケースは後を断ちません。

かぶ子

恐ろしい話ね…

株式投資で全財産を失うまでの心理

自分は株式投資で全財産を溶かす訳がない…と考えているそこのアナタ。本当にそうでしょうか?誰もが初めはそう思うのです。

しかし、知らず知らずのうちに沼に嵌ってしまい、気づいたときには資金が枯渇しているという事も起こり得る、という事はしっかりと念頭に置いておきましょう。誰もがこうなる可能性を秘めているのです。

では、実際にどのようにして全財産を失う行動を起こしてしまうのか、具体的に見ていきましょう。

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実際に株式投資で、全財産を失った人の話を聞いてみよう。自分はなるわけない…と思っていても、油断大敵なのだ。。。

始めは軽い気持ちだった

株については知識も経験もない会社員のA。彼はつい先日証券会社の口座を開設したばかりですが、株取引でお金を稼ぎたいと思っていました。

とは言うのも、Twitterで少し有名な個人投資家Bが買っている銘柄がことごとく上昇するので、「自分も乗っかれば多少は利益がでるのでは…」と考えたのがきっかけです。

早速、目的の銘柄を購入。もちろん初めてなので余裕資金で行いました。

下がっていく株価、拡大する損失

株価が上がるだろうと思っていた購入銘柄は、一向に上昇しない所か、だんだんと下がってきました。

しかしBが言っているので間違いないはずだ、まだまだ買い増し時と言っているし、下がってきたところでナンピンするか…と考え、株価が少し下がったところで平均取得単価を下げるために資金を追加で投入し、ナンピンしていきます。

しかし株価は一向に上がる気配がないどころか損失は拡大するばかり。取得株数も増えていき損失が膨らむ速度は加速していきます…。

損失を補填するために他の銘柄へ資金を…

このまま損失を出し続けていてはAは気が気ではありません。しかし今更損切りをするとなると、何十万もの損失を出してしまう…Bは必ず上がると言っているし信じるしか無い…損切りする勇気もない…とにかくその損失を取り戻すために資金を追加で入れ、他の銘柄を買ってみる。

しかしこれもなかなか大きな利益が取れない。

はたまた損失を出してしまい、損失が拡大する…。Aはこの時完全に悪循環に嵌ってしまっていました。

そうだ、信用取引をしよう

Aの損失は減少するどころか、拡大する一方で、損切りできる範囲を完全に超えてしまいました。

もっと早く損切りしておけばよかった…他の銘柄に手を出して損失を膨らますのではなかった…どうやったらこの損失を取り返せるだろうか。普通に働いて余剰資金を貯金しても、何年もかかってしまう…。

そういえば、株取引にもレバレッジをかけられるとか聞いたことがある。信用取引とかいうやつだな。丁度手元に生活用に貯金していたまとまった資金があるから、これで一発逆転して、それで終わりにしよう…。

その後、Aの資金は枯渇し、全財産を失う結果となってしまったのでした。

かぶ子

気付いた時には手遅れなのね…この話を聞くと、損切りの重要性がすごくわかるかも。。。

初心者はとにかく勉強し、徹底した資金管理を

自分は大丈夫と思っていても、陥りがちな投資行動というのはいくつか存在します。そしてここで紹介した心理や行動は数年株取引を行っているトレーダーの方も稀にやってしまいます。

特に投資初心者は知識も経験も無く大きなポジションを持ってしまう人が少なからず存在します。

正直自殺行為と言っても過言では無いのですが、自分がこのケースに当てはまっていないか今一度確認してみましょう。

上記に記したように、株式市場にはプロが多くいます。彼らに対抗するには、とにかく投資の知識を付けることと、資金管理を徹底する事です。経験は後から付いてくるので、絶え間ない努力でしっかりと資産を形成していくことが利益を出す秘訣ではないでしょうか。

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