株式投資の基礎

【必見】仕手株って何?仕手筋による価格操縦を見破るポイントとは

仕手株って何?仕手筋による価格操縦を見破るポイントとは

ある特定の銘柄が急激に上昇して、「何だこれ!?」と思ったことはありませんか?

株式市場において、特に材料が無いのに急激に上昇したり、上昇したと思ったら急激に下落したりする銘柄が存在します。

これは特定の人が価格を操作しているために起こる「仕手株」と呼ばれる銘柄です。仕手株には大きく稼げるチャンスもあれば、火傷を負ってしまう可能性もあります。

特に危険なのが、仕手株とわからずにその銘柄に投資し、多大な損失を被ってしまうというケースです。これでは投資ではなく投機となってしまいます。

まずは仕手株についてしっかりと理解しておくことが重要です。仕手株の特性をしっかりおさえて、日々の投資に活かしましょう。

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仕手株は株式投資をする際に必ず知っておきたい知識!火傷してからでは遅いので。。。

仕手株とは

仕手株とは、多額の資金を持つ複数の投資家によって短期的に大量の売買が意図的に行われてしまった結果、株価が急騰する銘柄のことを指します。簡単に言うと、少数の投資家によって価格操作が行われてしまった株の事を言います。

一般的に価格を操作する投資家のことを仕手筋と呼び、仕手筋は株式を低い価格で買い占めてから株価を上昇させます。

上昇させると多くの投資家が注目し、利益を得ようとその株を買っていきます。

そうして価格が大きく上昇したところで、仕手筋は一気に売り抜けて利益を得るのです。

かぶ子

そんな人いるんだね…。真面目に株やってる人に対して失礼!!!

仕手株は1日に10%の値上がりも珍しくなく、非常にリスクの高い銘柄です。ハイリターン故に仕手株を好んで投資する人もいますが、同時にハイリスクであることは念頭に置いておきましょう。

仕手株・仕手筋を見分けるのは困難

仕手筋がターゲットとなる株を買い占める際は、一気に行うのではなく少しずつ行って買い占める特性があるため、仕手筋が買い占めているかどうかは判別がつきにくいです。

また、仕手についての犯罪性は曖昧になってしまうため、味をしめた仕手筋によって何度も繰り返されます。「たまたま買い集めた株が急騰したから売った」と言ってしまえばそれで済む話で、意図しているかどうかを判別するのは非常に難しいのです。

R

取り締まるのも難しいって話だな。。。
株式投資をするにあたって、仕手株の発生は避けられない事象らしい。

仕手筋が大儲けするまで

仕手株について簡単に触れたところで、実際にどのような流れで仕手筋が利益を得るのか、流れをおさえておきましょう。

目立たないよう対象株を買い集める「玉集め」

まず仕手筋が行うのがこの「玉集め」です。このフェーズでは低迷しているターゲットとなる銘柄を決め、その株価が安いうちに買い集めを行います。

この動作はバレてはいけないので、少しづつ買い集めを行います。買い集めの期間は仕手筋によって異なりますが、数日〜数ヶ月とピンキリです。とにかくバレないように株を買い集めるのが目的となります。

対象株を目立たせる「玉転がし」

玉集めである程度の玉(株)を確保した後、目立つように対象銘柄を買い集めるフェーズです。

目立たせ方には複数ありますが、株価を単純に上昇させたり、出来高を多くしたりするという方法があります。目的はランキングにその銘柄を載せることで、目立たせやすくすることです。

時に仕手筋は自分で集めた玉を売りに出し、それを買い付けることで意図的に出来高を上昇させたりもします。このように自分が保有している玉を回転させるために「玉転がし」という名前がついています。

利益を確定させる「振るい落とし」

玉転がしを行うと、当然その銘柄が何らかのランキングに載り、他の投資家の注目を集めることになります。

そうなると当然その株価の上昇についていくように買い付けていく投資家が現れます。それがさらに上昇のエンジンとなり、より注目を浴びることに繋がります。

そうなるとさらに他の投資家が利益を狙おうとさらに買いを入れます。

こうして買いが買いを呼ぶ状態になり、株価が急上昇してしまうのです。

この時仕手筋はどうしているかと言うと、株価を意図的にさらに上昇させるために、さらに買い付けを行ったり、さらに集めた玉を少しづつ売ることでそのポジションを軽くしたり、をします。

最終的に、株価が一気に上昇したところでこれまで買い集めていた玉を一気に売り抜け、株価が急落します。この動作は一般的に「ふるい落とし」と呼ばれています。

こうして仕手筋は玉の大きさに比例して巨額の利益を得ることが可能なのです。

高値で掴んだ投資家は火傷する

この状況で最もダメージを受けるのが高値で買い付けを行っていた投資家です。

仕手筋は大量の株を一気に売却するため、逆指値をかけていても引っかからずに株価が下落する場合があります。こうなるともうどうしようもなく、ある程度許容できる指値で損切りを行うしかないでしょう。

株価が急落することで高値で掴んだ投資家は損切りを行い、次は売りが売りを呼ぶようになります。こうして仕手銘柄はしばらくすると適正な水準へと戻っていくのです。そして、株価が最高値に戻ることは滅多にありません。

すなわち高値で掴んだ投資家は高確率で損失を出すことになります。

これを防ぐには、仕手株に手を出さないか、高値水準の時は手を出さないのが基本になります。

かぶ子

でも、仕手株ってどうやって見分ければいいの?初心者の私にはわからないわ。。。

R

結局本当かどうかは仕手筋しかわからない。でも、ある程度見分ける方法はあるので次で解説していくぞ!

仕手株を見つけるポイント

特定の銘柄が仕手株になるまでの一連の流れがわかりましたが、では、一体どのようにして仕手株を見分けるのでしょうか?

実は、仕手株に選ばれる銘柄には一定の特徴がある場合がほとんどです。その特徴さえおさえておけば、仕手株をある程度見分ける事が可能です。

仕手株になりやすい株:低位株

低位株とは、株価の低い銘柄や、時価総額の低い銘柄のことを指します。

こういった低位株は株価が安いため買い集めを行いやすい、かつ大きな値幅が狙えるといった部分で仕手株として好まれる傾向があるようです。

仕手株になりやすい株:小型株

小型株とは、東証による基準では発行済株式数が5000万株未満の銘柄のことを指します。

特に浮動株数が少ない銘柄に関しては特に狙われやすいです。仕手筋の資金力でも、容易に株価を吊り上げることができるためです。

信用取引ができる銘柄にも注意

仕手筋の中には、「振るい落とし」の他に「空売り」を使ってさらに儲けようとする人もいます。振るい落としによって株価を下げることができるため、空売りポジションを持っておけばさらに稼ぐことができるという算段です。

空売りができる銘柄は信用取引が可能な銘柄となっており、このような理由から信用取引が可能な銘柄についても仕手株になりやすいと言えます。

有名な仕手株:【8029】ルックホールディングス

過去に実際に起きた(とされる)有名な仕手株を紹介しておきます。【8029】ルックホールディングス(当時ルック)です。2002年から2003年にかけて、たったの1年ほどで初動からおよそ17倍もの相場が作られました。

当時株価上昇の要因となる材料は特に存在せず、株価だけがつり上がっている状態でした。

当時の値段で最高2,160円(現在は株式統合により10,800円)まで急上昇し、その後急落、株価は元の水準へと戻っています。

このように過去の例を見ることで、仕手株はかなりリスクの高い相場を形成していることがわかります。

また、過去に仕手株とされた銘柄としては、4406、8836、8107等が挙げられます。

いずれも株価が低く、信用取引が可能な銘柄でした。

仕手株について知っておくことが損をしない秘訣

仕手株について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。仕手株になりやすい低位株・小型株において、特に材料がないのに急騰する様子を見せたら、仕手筋を疑いましょう。

仕手株に上手く乗ることで大きく儲けることができるのも事実ですが、ハイリスク・ハイリターンな「投機」であることは認識しておきましょう。

かぶ子

小型株や低位株は成長株の可能性を秘めている一方で、こんな感じに仕手株になる可能性も秘めているのね。。。株って難しい。。。

R

その通り。材料もなく株価が急騰したら、一度注意してみるのが良いかも。逆に上手く流れに乗って利益を出す事もできるけど、初心者にはオススメしないね。。。

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