株式投資の基礎

「短期投資」「長期投資」のどちらを選ぶべき?投資初心者に「長期投資」がオススメな理由とは?

「短期投資」「長期投資」のどちらを選ぶべき?投資初心者に「長期投資」がオススメな理由とは

投資のスタイルには様々なスタイルがありますが、時間軸で考えた時に大枠で「短期投資」「長期投資」に分ける事ができます。

上の記事でも少し触れていますが短期投資・長期投資にはそれぞれメリット・デメリットが存在するので、特に投資初心者はこれらの違いを把握した上で、投資スタイルを決める参考になれば良いなと思います。

一般的に初心者の方にオススメされる投資スタイルは「長期投資」とよく言われますが、何故オススメされるのか?なぜ初心者にとってメリットが多いのか?についても解説していきます。

株式投資で利益を得る方法は大きく分けて2つ

投資スタイルについて見ていく前に、まずは株式投資で利益を得る方法についておさらいしておきましょう。

株式投資で利益を得る方法は、

  • キャピタルゲインによる利益:購入した株式を、購入時より高いポイントで売却する事でその差額の利益を得る
  • インカムゲインによる利益:株式の保有期間・枚数によって安定的に配当金による利益を得る

この2つに大別されます。

株式投資では本来、インカムゲインをベースとしながら企業の成長に伴った株価上昇によるキャピタルゲインを得る方法が一般的でしたが、電子取引が発達してからは急速にキャピタルゲイン中心の投資家が現れるようになりました。

短期投資とは

短期投資とは、購入した株が値上がりしたら直ぐに売却する手法で、主にスキャルピング・デイトレードの類がここに分類されます。

保有期間に定義は存在しませんが、長期投資と二分して考えるのであれば、おおよそ1年以内に売却するものが短期投資と言えるでしょう。

基本的に短期投資では企業のファンダの影響を受ける事が少ないので、「テクニカル分析」中心のトレードとなります。

テクニカル分析とは、移動平均線等の指標を用いた株価動向の予測分析の事で、様々な指標を用いて取引を行う投資家も数多く存在します。

短期投資のメリット

短期投資のメリットはとにかく「短期間で大きな利益を得る事ができる」という所にあると思います。限られた期間内で上手く資金を回転させれば、数か月で2倍、3倍、はたまた10倍となる可能性もあります。

また、現時点で出ている情報を元にトレードができるので、そういった意味では倒産のリスク等を考える必要がないという点もメリットと言えるでしょう。

さらに、一日単位で考えるならば、一日の値幅制限が決まっているので、損失が出た場合下限が決まっているという部分もメリットの1つです。

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しかしながら、ロット(枚数)が多くないと大きく利益を出す事ができないというのもまた事実。ロットを増やす方法として「信用取引」を使う方法があるけど、初心者にはオススメしないかな。

短期投資のデメリット

短期投資では資金を短期間に大きく増やせる可能性もありますが、予想と反対に株価が値下がりすれば短期的に損失を被る可能性もあります。

また資金を多額に投資している場合、焦って冷静な取引がし辛く、本来失わなかった損失が出てしまう事もあります。特に焦って取引をしてしまうという事は初心者に多くこれが短期投資が初心者にオススメできない理由の1つとなっています。

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ロット(枚数)が大きいと致命的なダメージを受ける事も…。

大口投資家が大きく株式を売却した時、株価が大きく下がります。それを見た投資家が、本来であればまだ上昇の余地が見られるのに「また大きく値下がりしてしまう!」と思って売りが売りを呼び、さらに下落してしまいます。

この瞬間に売ってしまい、後から株価が反発して戻るという事はよくある話で、このような瞬間の売りは一般的に「狼狽売り」と呼ばれています。

さらに、短期投資では瞬間瞬間の値動きが重要になるので、基本的に画面を見続けるという投資スタイルになりがちです。

そうなると日中働いているサラリーマンの方等は難易度の高い投資スタイルとなっています。

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日中時間がない人はPTS取引(夜間取引)を活用してみるのも1つの手になるかな。

長期投資とは

長期投資とは、数年間株式を保有するスタイルで、基本的に買ったら動かさずに、数年後株価が上昇した時に利益を確定させる投資手法です。長期投資の期間は定義されていませんが、少なくとも2~3年保有していれば長期投資の部類に入ると思います。

そして、長期投資は基本的に企業の財務基盤や経営状態を分析する「ファンダメンタル分析」が中心になります。

勉強しながら投資をすることが出来るので、個人的には一石二鳥だと思います。

長期投資のメリット

短期的な値動きを見る必要が無いので、買ったら放置、それだけです。株式取引に時間をとられることもなく、さらに上手くいけば何十倍レベルの多額のリターンが返ってくる可能性があります。

かぶ子

やり方もお手軽だし、勉強になるのはとっても良いかも!私もやってみようかな。。。

基本的に経済が回復基調であれば大部分の銘柄が上昇するので、銘柄選定さえ間違わなければ高い確率で投資した金額以上のお金を手に入れる事ができるでしょう。

また、配当を配っている企業に投資すれば、その配当によるインカムゲインそして配当再投資による複利効果も得る事ができます。

長期投資のデメリット

これはやはり「時間」です。長期投資は多額のリターンが見込める傍ら、時間が大きく掛かってしまうという部分は難点です。ゆえに短気な人にとっては少し我慢が必要な投資方法と言えるでしょう。

また、長期保有をしているとその間にいくつもの想定外の外部要因により、企業成長が阻止される場合があります。最も悪いケースは倒産するケースとなってしまうので、その企業に関するニュースに関しては定期的に目を光らせておいた方が得策かもしれません。

§短期投資・長期投資のメリット・デメリットまとめ

短期投資長期投資
メリット・短期間で資金が増える可能性有
・企業のファンダが瞬間的な株価に余り影響しない
・1日の損失に下限有
・短期投資では考えられないような多額のリターンが見込める
・企業分析に詳しくなり、勉強しながら投資ができる
・小額からでもOK
デメリット・基本的に多額の資金が必要
・焦って損失を被る可能性有
・短期的に資金を減らしてしまう可能性有
・時間がかかる
・銘柄選びを間違えれば多額の損失を被る可能性有

このように、どちらの投資スタイルにもメリット・デメリットがあるという事が確認できると思います。

どちらが良いとは一概に言えないのですが、先ずは投資の基本となる「企業分析」を勉強できる長期投資の方が初心者にオススメできます。

短期投資をするにしても、企業が今どのような状態にあって、今後経営状態がより良くなればこう、悪くなればこうなるな、という予測を立ててから取引を行った方が、他の投資家より情報的に優位に立てている事に変わりないからです。

短期投資は特に多くの投資家が参加しているので、株価に振り回されがちです。使える武器はしっかり装備してから戦場に立つようにしましょう。

まとめ

  • 初心者は焦って取引をしてしまう可能性が高い=損失を被る可能性がある
  • まずはしっかり知識をつけてから取引を行う事が大事

以上の理由から、長期投資が初心者に向いていると言われている所以が分かったかと思いますが、個人的にもそう思います。

焦って取引をする必要は無く、良い株を購入するチャンスはいつでも転がっているので、とにかく焦らずじっくりと狙いを定めた投資スタイルの方が効率が良いと考えています。

よって、初心者の方は基礎知識をしっかりと付けつつ、銘柄によって短期投資・長期投資と使い分けるのも良いかと思います。

必ずしも長期投資に集中する必要は無く、自身のポートフォリオのバランスを考えながら効率的に資金を増やしていくのが最適ですね!

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